8.15.2018
原作復刻本『あの日のオルガン 疎開保育園物語』が朝日新聞出版より7/20発売
昭和19年5⽉東京都の各⼩学校が学童疎開を始めた直後、⼾越保育所は、⼤井と川崎市の対⾓線上の地点にあることと、12⽉に近くの明電舎に爆撃が落ち、破⽚が⾶んできたという被害が⾝近にあり、地⽅に縁故のない⼦供たちが野放しにされている状態だった。その頃、虚弱児施設の 24 時間保育の経験がある畑⾕光代が⼩学校の学童疎開の記事を⾒て、「幼児の疎開も可能だ」ということを責任者の森脇要⽒に進⾔したことに始まる。(本書より)

「疎開保育園」を作る、それはこれまで誰もやったことがないことだった。
⽇に⽇に空爆が激しくなる東京から、園児 53 ⼈を連れて埼⽟の無⼈寺へ。
戦争への怒りと空腹、24 時間保育に疲れ果て、もうやめようか︖と迷うも、園児たちの命を守り抜いた若い保⺟たちの戦いの記録。
著者の久保つぎこさんは、早稲⽥⼤学⽂学部教育学専攻、桐朋学園芸術短期⼤学演劇専攻を経て劇団⺠芸に⼊団の後、育児をしながら執筆活動を。そして 65 歳から都内の幼稚園の園⻑をつとめられた。
著書に、童話『7⽉6⽇はれのちけんか』、童話『はるかちゃんのはるかデー』、アニメショーンのノベライズ『⼩説となりのトトロ』がある。本書は 1982 年草⼟⽂化より刊⾏された『君たちは忘れない  疎開保育園物語』を改題、加筆、修整した復刻版。
4.16.2018
およそ一ヶ月の撮影が無事クランクアップを迎え、ダブル主演の戸田恵梨香さんと大原櫻子さんよりコメントが届きました。
戸田恵梨香【板倉 楓役】
撮影を振り返って
重たいシーンが続いていたので、自分の精神状態が普段いないところにいました。ただ、子供たちも含めみんなと心を通わせられていたと思うので、現場はとても居心地がよかったです。板倉楓を演じるにあたっては、みんなの母となれるよう、お姉さんになれるよう、大きな心でどしっと構えていられるように心掛けていました。楓は背負っているものが多かったので、一ヶ月間精神的にきついことが続きましたが、有意義な時間で、すごい作品が出来るんじゃないかと手応えを感じています。
沢山の子供たちと共演して
とにかく可愛かったですね。皆が無垢で純粋で。
初共演されたダブル主演である大原櫻子さんの印象
なんてまっすぐな人なんだろうと思いました。本読みの時にみんながどういうテンションなのか、どういう風に役を作るのかを探りな がらやっているのですが、さくちゃん(大原櫻子)は物語に感情移入していて、その真摯な姿をみて驚きました。前を見ている 姿が私にとって心の支えでしたし、いつも見ていたい人だなという風に思いました。
楽しみにされている方へメッセージ
保母さんが葛藤している姿、子供たちの目をみてもらえたらいいかなと思います。
大原櫻子【野々宮光枝役】
自身の役柄(野々宮光枝)について
一生懸命楽しむ、楽しませるということを心掛けていました。他の保母さんは子供たちを守るということを念頭に置いているかと思うのですが、光枝の場合は子供たちと楽しもうと意識しました。日常に笑顔を探していました。
印象に残っているシーン
映画の中で(佐久間由衣さん演じる)よっちゃん(神田好子)と自転車に乗るシーンがあるのですが、練習してみたら昔の自 転車なのでハンドルの動作やコントロールが難しく、ふたりで転びました。出来ないかもと思いましたが、(平松)監督が自転車 にこだわっていらっしゃったので、何日か練習をして無事にステキな画がとれたのではないかと思います。
沢山の子供たちと共演して
かわいいですね。カットがかかった後に抱っこをねだってくるので大変な現場でしたが、子供の笑顔は宝だなと思いました。当時 の保母さんが守らなきゃという気持ちは私たちが経験しているよりももっと大変だと思いますが、子供たちの笑顔に救われたのは 大きいのではないかと実感しました。
共演されたダブル主演である戸田恵梨香さんの印象
すごくお芝居に熱くて、もっとこうしたほうが、ああしたほうが良いのではなどのディスカッションを監督とすごくされていて、とても勇ま しいというか、先輩として女優さんとして勉強させていただきました。クールなイメージだったのですが、気さくで、かわいくて、会った らもっと好きになりました。
楽しみにされている方へメッセージ
この作品は、色々な世代、これからの世代の方にも観て欲しい作品です。心が苦しくなるシーンもあるのですが、この作品はコ ミカルな部分があったり、子供たちの笑顔に見ている人もふと笑顔になる作品になると思います。タイトルの『あの日のオルガン』に もある、音楽のシーンも楽しんで欲しいなと思います。
3.15.2018
戸田恵梨香さん、大原櫻子さんと共に力強い保母たちを演じる追加キャスト全員のコメントをご紹介します。
佐久間由衣【神田好子役】コメント
今回、神田好子役を務めさせて頂きます。実話に基づいて監督が描かれた作品という事もあり、この作品の一員になれる事に責任とそれ以上の喜びを感じています。その時を懸命に生きた保母さん達。当時を生きていない者としては、想像と現代と繋がる物を探しながらですが、嘘なく心で演じきりたいと思います。子ども達あっての保母さんであれると思うので、子ども達とのお芝居も楽しみです。
三浦透子【山岡正子役】コメント
疎開保育をやり遂げた若い保母さんたちの信念とそれを貫き実行する逞しさには、演じていながら惚れ惚れします。子どもたちの無垢な力に背中を押してもらいながら、仲間の保母さんとみんなで1ヶ月の撮影を乗り越えられたらと思っています。
堀田真由【堀之内初江役】コメント
この度、あの日のオルガンに出演させていただくことになりました。戦時中の知識としては学校で学んだことしかありませんが台本を読んで、私と年齢の変わらない若い保母さん達が子供達の笑顔を必死に守り抜こうとした姿に感動しました。一表現者として私は、このお話を沢山の方に伝えたい、残さないといけないと強く思いました。撮影が始まった今も何が正解かは分かりません。沢山悩みもがきながら、はっちゃんを懸命に演じきりたいと思います!
福地桃子【森静子役】コメント
(今回の出演について)もちろん嬉しく有り難い気持ちの反面、作品のテーマの重みをとても感じました。あの時代に、今の自分が同じことを出来るのかと聞かれたら正直1ミリも自信がなく、とても怖い。けれどその中でがむしゃらに子供達と向き合う保母さん達は、形は違うけれど真に持っているものはみんな同じで。そんな逞しく強い女性達の姿に刺激を受けました。自分自身もこの時代から教わる事が沢山あるなと思っています。不器用ですが、そんな彼女達のように私もこの作品に責任を持ってがむしゃらに向き合いたいと思います。
白石 糸【江川咲子役】コメント
戦争中、自分よりも若い保母さん達が幼い子供たちを必死に守ろうとしていた事を知り、とても心打たれました。当時の苦労は計り知れないと思いますが、子供を守ろうと自分の事は二の次で生き抜いて来た彼女達を演じたい!と思いました。なので今回、参加出来ると聞いた時は本当に嬉しく、同時にとてもやりがいを感じました。胸を張って生き抜いた彼女たちの姿を見せられるよう最後まで、全身全霊で取り組みたいと思います。
奥村佳恵【大沢とみ役】コメント
生きるってなんだろう。食べることだろうか、眠ることだろうか、笑うことだろうか、泣くことだろうか。自分には何ができるだろうか。「あの日のオルガン」 に関わることができた自分に問いかけていることです。どうしたら子供たちを守れるだろうか。おとみさんと共に考えています。
2.13.2018
3月のクランクインに向けて、ダブル主演を務める戸田恵梨香さん、大原櫻子さん、そして平松恵美子監督のコメントをご紹介します。
平松恵美子【監督・脚本】コメント
太平洋戦争中の学童疎開は有名だが、未就学児の集団疎開については殆ど知られていない。
しかもそれを言い出し、何十人もの子どもたちと疎開を実行したのが二十歳そこそこの若い保母たちだったことは尚更だろう。幼い子どもたちの命を守るために起こしたこの行動は、彼女たちの戦争に対する精一杯の抵抗ではなかったか。
隠れた英雄である保母を戸田恵梨香さん、大原櫻子さんたちと創り上げていくことは胸躍る体験となるに違いない。
戸田恵梨香【板倉 楓役】コメント
子供達を必死に守り抜いた保母さん達は、
今では考えられないほどのプレッシャーと苦労だったに違いなく…
この作品に参加する事を私自身大きな責任と感じています。
向き合う事が大変恐ろしくも感じますが、
強く生きた女性の姿を力強く懸命に演じたいと思います。
大原櫻子【野々宮光枝役】コメント
今回、野々宮光枝役をやらせていただきます。
実話をベースにした今回の題材。
戦時中の話なので、その時代を勉強して撮影に臨みたいと思います。
私は元々子供が大好きで、最初お話をいただいた時は、素直に嬉しかったです。保母さんは並大抵の苦労ではできないお仕事ですが、光枝のキャラクターは楽しんで演じられると思います。